続々登場 メンズ・カーブスの注目点は?

メンズ・カーブス風景 商品・サービス別
メンズ・カーブス風景

高齢者住宅新聞連載 村田裕之の「シニアビジネス相談室」第57回

3月15日、仙台市中心部にある東北大学片平キャンパスに宮城県初の「メンズ・カーブス」がオープンした。メンズ・カーブスとは、女性専用フィットネスで業界トップのカーブスの男性版だ。

全国に2000店舗以上あるカーブスはよく知られているが、メンズ・カーブスについては内容を知らない方も多いと思うので、以下にその注目点を説明する。

1.筋トレ・有酸素運動・ストレッチの全てが30分で完結する

筋トレ・有酸素運動・ストレッチを通常のジムで行うと60分~90分程度かかる。一方、メンズ・カーブスでは30分で済む。これが可能な理由はサーキット型トレーニングのためだ。

この「30分で全てが完結」する点が中高年女性に受けたが、男性でも同じだ。仕事の合間、ちょっとした隙間時間にできることが利便性を高めている。

2.セミパーソナル・サービスがある

通常のジムでは個別指導の「パーソナルサービス」は別料金となるが、メンズ・カーブスでは「セミパーソナル・サービス」を追加料金なしで実施する。

来店者に必ずサポートする時間を設け、体の状態や目的に合わせて効果的なマシンの使い方などを個別指導するものだ。

このおかげで運動が苦手な人や初心者の人、身体に痛みなどがある人などが気軽にアドバイスを受けられる。また、メンズ・カーブスでは男性と女性がコーチとしてサポートする。コーチとの交流が多いことで継続の動機が上がることも重要だ。

3.自分のペースで無理なくでき、コスパもよい

使用する油圧式マシンはリハビリでも使われており、自分のペースで無理なくできる。腰痛や膝痛があるために、ジム通いは無理だと思う人も多いが、メンズ・カーブスの運動は筋力と柔軟性を高めるため、むしろ痛みがやわらぐ方が多い。実はこの点は女性用カーブスの利用者で証明済だ。

月額料金は店舗やコースによるが、月に何回通っても定額の6,000円~8,000円で、似た業態の他社サービスよりも低価格となっている。前述の「セミパーソナル・サービス」も含むので、コスパもよいと言えよう。

この記事を書いた人
村田 裕之

村田アソシエイツ株式会社代表取締役、東北大学加齢医学研究所スマート・エイジングセンター特任教授

日本の中高年向け事業開発プロデューサー、起業家、社会学者。専門は中高年を対象とした事業開発と消費行動分析、日本と諸外国の高齢社会研究、スマート・エイジング論など。

1999年に日本で初めて「アクティブシニア市場」の重要性を指摘し、情報武装した高齢者「スマートシニア」の出現を予言した。2004年に「シニアビジネス」という言葉を初めて公に提唱し、女性専用フィットネス「カーブス」の日本への紹介、NTTドコモ「らくらくホン」の商品開発支援、関西大学とのカレッジリンク型シニア住宅の創成など、950以上の企業の事業開発に携わっている。日本におけるシニアビジネス分野の第一人者として知られている。

2006年に東北大学からの依頼でスマート・エイジングのコンセプトを提唱し、2009年10月東北大学スマート・エイジング国際共同研究センターの設立に参画。スマート・エイジング・カレッジを11年間主宰し、市民の健康リテラシーの向上とのべ406社との産学連携を推進してきた。

シンガポールに拠点を置く Asia Pacific Eldercare Innovation Awardsにより2018年5月に「Global Ageing Influencers」に、2024年5月に「Super Ageing Japan Outstanding Entrepreneur(スーパー・エイジング・ジャパン卓越起業家)」に選ばれた。

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