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フェリービルディングはサンフランシスコ湾に面して南北に約二〇〇メートルあり、中央部分は三層分、天井までの吹き抜け空間となっている。天井はアーチ風の三角構造を持ち、煉瓦造り、大理石の壁で建造されている。
こうした建造物を極力残しながら、オフィスと商業施設として大きく生まれ変わった。
サンフランシスコには、これに限らず、多くのリノベーション事例が見られる。金門橋に近いナショナルパークには、タイドセンターと呼ばれる環境NPOに特化したインキュベーター(起業支援施設)がある。これは昔の海軍病院をリノベーションしたものだ。その周辺には、倉庫を改修したオフィスや土産物店などが目立つ。
さらに、市街地では、古い建物を活かした楽器販売店や「リブ・ワーク(Live/Work)」と呼ばれる職住一体型のアパートメントなどが増えている。
なぜ、こうしたリノベーション事例が増えているのか。理由の一つは、LOHAS(二〇〇五年九月号で紹介)に代表される環境負荷を少なくした建設・建築のあり方を志向する動きにある。
(本文より抜粋)
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