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一方、最近、日本の旅行会社も、体験学習型の旅行に注力し始めている。
だが、現状ではその質・量ともに発展途上中だ。その理由は、@企画力のあるプロデューサーが少ない、Aクラスの雰囲気を盛り上げられる世話役が少ない、B受身のスタイルになれた参加者が多い、などである。
日本人の参加者は、「学習」というと一方通行型の講義形式が当たり前だと思っている人が多いため、特にBが大きな課題となる。
この対策としては、プログラムそのものの中で参加者同士が「合宿体験」できるデザインが有用だ。
(本文より抜粋)
筆者は、時々、日本の民間企業の新事業開発担当の人たちとアメリカで一週間程度一緒に過しながら、アメリカ企業の人たちとワークショップを行なう機会がある。
参加する日本人は、通訳がついていたとしても、当初は質問も意見も遠慮がちで少なく、ただ、相手の話を聞いて、写真を撮っている場合が多い。
しかし、滞在後二日目、三日目となるにつれて、徐々に発言が増えていく。言葉はうまく通じなくても、自分の問題意識と相手方との共通点が見出せると、親近感が湧いてくるためである。また、相手方の発言スタイルに影響されて、徐々に積極的に質問し、発言するようになる。すると、そのような行動が、参加意識や当事者意識を自ずと高めていく。そして、各参加者が、それぞれに知的刺激を受けたことが、参加者全員に体験的に共有されていく。
こうした「知的な合宿体験」を生涯学習のプログラムの中に組み込むことで、従来の一方通行型の座学とは異なる、知的刺激にあふれたプログラムとすることができる。エルダーホステルが受けているのは、こうした性質に他ならない。
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