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リタイア・モラトリアムの人は、今の職場を去った後に、いったい何をしようか、何が自分に向いているのかの探索に注力するようになる。前回触れた旅行などは、そういった「自分探し」のヒントや刺激を得る機会となっていく。
(中略)
情報収集型消費がひととおり行き渡ると、次は「文化体験型消費」に向かう。これらの消費の例として美術館・博物館巡りなどがある。ここで注目したいのは、美術館や博物館が、ゴルフなどの娯楽と異なるのは、文化的なものに触れるという色彩が強いことだ。だから、これまでは縁遠かったが、解放段階に達しているリタイア・モラトリアムの人が平日昼間に訪れる頻度が増えていくだろう。
(中略)
こうした文化体験を後押しする商品は、東京都以外でも工夫次第でいろいろ考えられるだろう。団塊消費を取り込む商品・サービスをつくるには次の二つが必要だ。第一に、団塊世代が置かれている心理的・社会的変化に対する理解。第二に、こうした環境におけるライフスタイルの変化に対する洞察である。
(本文より抜粋)
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