|
こうした「自己完結型」ともいえる施設群の徹底した充実は、大都市から離れた郊外に立地していることが大きな理由だ。
郊外立地のメリットは、土地代と人件費が都市部に比べて安く、したがって工事費も安くなることだ。
だが、いくら充実した施設群があるとはいえ、大都市から離れた田舎の二〇〇〇戸の住居に入居者を集めるのは並大抵のことではない。
通常、こうしたリタイアメント・コミュニティの九割は、入居者の大半が移住前に半径六〇マイル(九六キロメートル)以内に住んでいるからだ。
ところが、ウィローバレーの場合、現状の入居率は、健常型で九六%、介護型も健常型からの移住用に五%の空室を確保している以外、ほぼ満室状態である。
さらに入居者のうち、ペンシルバニア州からの移住は四割。残りは全米各地から移住している珍しい例だ。
なぜ、こうしたことが可能なのか
(本文より抜粋)
|