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シニア・サマースクールの着眼点は、@空き施設や時間に余裕のある教授など「低稼働率資源の活用」、Aハードではなく学習プログラムという「ソフトによる付加価値化」、B観光とのセットによる年長者が参加しやすい「シニアフレンドリーな商品化」、の三つである。
創業メンバーは、もともと、大学施設の管理を行う会社で働いていた。このため、大学施設がどの程度活用できるか、大学付近にどのような観光資源があるかを熟知していたのである。
また、大学の管理部門との人脈が豊富だったことも大きい。
この「低稼働率資源の活用」、ソフトによる付加価値化」、「シニアフレンドリーな商品化」は、前掲のエルダーホステルや二〇〇四年六月号で取り上げたカレッジリンク型老人ホームでも同様に見られるもので、成功しているビジネスモデルによく見られる特徴と言える。
一方、こうした事例を参考に、日本の市場環境を考慮すると、日本では、@風光明媚な観光地に近い地方大学や近年稼働率が低下している地方のホテルや温泉旅館などの活用、A参加者の趣味やその地域独自のコンテンツを活用したプログラムと共に、実用的な資格取得が可能なプログラムによる付加価値化、Bフィットネスプログラム、ハイキングなど健康増進に役立つメニューの併設、が有力と考えられる。
このようなサービス実施の際、年長のシニアの世話役となれるような人材は、一般には大学には少ないため、サービス業を中心としたさまざまな業界との提携が必要になるだろう。
(本文より抜粋)
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