医療施設臭さのないメディカル・フィットネスの需要が、今後、日本でも高まる
 
  2004年8月号 第10回
村田裕之
ヘルスケア・リサーチ・アンド・クオリティ・エージェンシー(AHRQ)の二〇〇二年の調査によると、アメリカのヘルスケアに関する総支出は約一二〇兆円と莫大で、国内総生産の一三%を超えている。

特に、近年は、糖尿病・脳卒中・心臓病・高脂血症などの生活習慣病での出費が増えている。合併症が起こると治療費が高騰するからだ。

生活習慣病は、別名「金持ち病」と揶揄される。生活水準の高いアメリカや日本などで多く見られるためだ。この背景には産業構造のサービス化でデスクワークが増えたことや動物性脂肪や高カロリー食品中心のバランスの悪い食生活の人が増えたことにある。

このような病気は、文字通り「生活習慣」に起因するため、投薬や手術といった従来の医療行為だけでは改善しない。むしろ、診断に基づいた適切な運動療法と食生活の改善が有効だ。問題は、それがわかっていても、現代の多忙なビジネスマンが独力で継続して実行するのが難しいことにある。

(本文より抜粋)

 

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