一般に現役を引退した人は、会社勤めがなくなることで外出機会が減り、情報源も少なくなりがちだ。
このため、困った時、
何か必要になった時に、
どこに問い合わせればよいのか
わからない、あるいは情報探索自体が
おっくうという人も多い。
このような人たちに対して、
問い合わせれば、自宅に来てくれたうえ、さまざまな生活上の不便を解消してくれるサービスが登場している。
その代表が、
「ミスター・ハンディマン」というサービスだ。
ハンディマンとは「雑役夫」の意味。
主に一人暮らしのシニア向けに、
通常の専門業者がやらない、
ちょっとした大工仕事から
部屋の額縁の取付け、
雨トイの掃除などの「雑役」を
ひとまとめにしてサービスする。
現在既に全米・カナダで百のフランチャイズを展開し、
アントレプレナー誌トップ・ニュー・フランチャイズの
二十一位にランクされるそれなりの規模のビジネスだ。
(中略)
ミスター・ハンディマンのような訪問サービスの強みは、
いったん顧客の信頼を獲得すると、
顧客の潜在ニーズが明らかになる「最上流地点」に
いる機会が増えることだ。
このポジションを活用して、受けた相談に対する助言の延長として、
押し付けではなく、さまざまな商品・サービスを
「自然に」利用してもらうことができる。
高齢化の進展により、介護が不要でも、
自宅で何らかの生活支援を求める年長者は確実に増えていく。
そのような人たちから、
最初に声がかかる「顧客ゲートウェイ」になることが、
ビジネスチャンスを広げるカギとなる。
(本文より抜粋)
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