団塊・シニアビジネス 7つの発想転換 書評
 
  2006年3月1日 商工ジャーナル 3月号 
 
 
 

ここ数年、団塊世代の大量退職の想定、社会の高齢化の本格化をベースに、団塊・シニアを対象とした新ビジネスが急増してきている。それらシニアビジネスに成功事例も生まれてはいるが、現状は苦戦事例が多いという。現場のマネジャー・担当者は一生懸命に取り組んでいるものの、現実には多くの「壁」にぶち当たり苦戦に陥っているのだ。

その「壁」をいかに突き破るか。それを鋭く指摘したのが本書である。厳しい「壁」にぶつかるのは、市場の性質が変化しているのに、ビジネスの手法がそれほど変わらないからだ。まずその点に気づいて発想を転換しなければ、新時代ビジネスを成功させることはできない。

著者によれば、次の7つの「壁」で苦戦する事例が目につくという。@市場調査の壁=綿密な市場調査をしても顧客のニーズがつかめないA顧客開拓の壁=せっかく確保した見込み客が実際の顧客にならないB商品営業の壁=せっかくよい商品をつくっても思うように売れないC商品開発の壁=団塊・シニア世代向けとうたった商品が売れないD顧客維持の壁=会員制サービスで入会した会員を引き止められないE収益向上の壁=多額の予算を注ぎ込んでも収益が一向に上がらないF新規事業の壁=売上向上を目的として市場に柔軟に対応できない

本書には、これら苦戦事例の対応策、発想転換法が紹介されている。

 

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