シニアは退職後に何を買うのか?
 
  2006年12月号 PHPほんとうの時代
特集 人生を楽しむ買い物のコツ
 
 

再雇用で働き続ける人が多数派になると何が起きるのか。最大の変化は、サラリーマンの多くが「キャリア」から「リタイア」への移行期間を体験することである。つまり、2007年は団塊世代の多くの人にとって「リタイア・モラトリアム(猶予期間)」の始まりの年なのである。

実はこの期間に目に見えない変化が同時に起こる。それは“脳”と“知力”の変化だ。ジョージワシントン大学の医学者コーエンによると50代後半から70代前半には「解放段階」と呼ばれる心理的発達の段階が訪れる。この段階には、「何かこれまでと違ったことがしたい」「いまやるしかない」といった内なるエネルギーが湧きやすくなる。つまり、これまで家族や職場の都合、世間体などに気を遣って抑制してきたことを実現したい気持ちが強まるのである。

(中略)

団塊世代にとって、この「解放に向かうエネルギー」 と「リタイア・モラトリアム」の時期が重なるのが2007年以降なのである。したがって、2007年以降にはこれらを背景とした「解放型消費」が増えていくことが予感される。

(本文より抜粋)

 

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