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筆者は、時々異業種の民間企業の新事業担当者を対象に三日間のセミナーを実施する。
参加者同士の雰囲気は、当初ぎこちないものの、自分の問題意識と相手方との共通点が見出せると、親近感が湧いてくる。
また、相手方の発言スタイルに影響されて、徐々に積極的に質問し、発言も増えてくる。すると、そのような行動が、参加意識や当事者意識を自ずと高めていく。そして、各参加者が、それぞれに知的刺激を受けたことが、参加者全員に体験的に共有されていく。
こうして、セミナー終了間際には、すっかり仲間意識が芽生え、その後も互いに同窓生のような関係が続く例がよく見られる。エルダーホステルの参加者同士に仲間意識が芽生えるのも、これと同じ理由である。
このように「知的合宿体験」を生涯学習のプログラムの中に組み込むことで、従来の一方通行型の座学とは異なる、知的刺激にあふれたプログラムにできる。
(中略)
サービス産業化が進み、デスクワークの多くなった現代だからこそ、「自分の体で実際に体験して何かをつかむ学び」のスタイルがますます求められている。しかも、このようなスタイルは、学ぶ人の国籍や年齢には関係なく求められている。これからのシニア向けの生涯学習サービスには、このような知的合宿体験を組み込んだプログラムが、差別性のある商品になっていくだろう。
(本文より抜粋)
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