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「複数の企業が戦略的アライアンスを構築していく
お手伝いをするのが私の仕事です」と語る村田さんは、これまでにのべ21の異業種コンソーシアムに携わり、
750の企業と問わってきた。
力は絶大だが動きがスローで
半歩先行く嗅覚を求めている大企業と、
創造性やスピードには長けているが
資金や販路に乏しく、これを求めるベンチャー企業とを
結びつけるのも村田さんの仕事の1つ。
「重要なのはどちらか片方だけが得をする問係ではなく、双方Wln−Winの関係を実現する力量が問われます」
さらに、より多数の企業による
複合的なアライアンスの構築も手がける。
「単に1社対1社の企業連合なら、その企業同士が手を結べばいいのかもしれません。
しかし、いろいろなプレーヤーが複合的に動く
コンソーシアムの場合、単なる寄せ集めでは
効果が上がりません。
参加企業が1つになれるビジョンの提示が
必要となるのです」
村田さんは、コンサルティングの仕事で求められる力は大きく分けて3つあるという。
「1つは今お話ししたようなビジョン発信の能力。
もう1つは企画して売り込んでいく力ですが、
そこで大事なのはいかに相手から共感を得られるか、 という共感力。
そして3つめが、立場や年齢の異なるプレーヤーを
とりまとめていくコーディネーションカです」
以上3つの力を有効に発揮するためには、さらにいくつかの力を使い分ける必要がある。
「例えば会議を仕切る力が鍵を握ります。そして、互いに利害関係や立場の異なる異業種の人たちを1つの方向に持っていこうとすれば、ポジティブな忍耐力が問われます。
共感を得るためには質問力も大事になってきます。
質問を投げかけた格好をしながら相手に提案したり、
主張したいことを伝えていくことが重要なんです」
こうした種々のカを使い分ける村田さん、
実は「コンサルティング」という言葉は好きではない、と漏らす。
「自分ではビジネス・コンダクターと呼んでいます。
コンサルティングという言葉のイメージよりもずっと泥くさい仕事なんです」
単に知識や情報を提供するシンクタンクではなく、
具体的なビジョン発信を行い、ビジネスを形にするところまで踏み込んで関わっていく。
ソフィアバンクのこうした独自性を維持しているのも、忍耐力や共感力といった人間くさい力が起因しているのだ。
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