ビジネスコンビニ業は「ナノコーポ支援産業」に向かう(その2)
 
  2004年5月号 第5回
村田裕之
 
前号でMBE(メールボックス・エトセトラ)は私書箱サービス、キンコーズはコピーサービスというそれぞれ異なるサービスから出発したにも関わらず、両者は極めて似たサービス業態になっている。

つまり、ビジネスコンビニという業態も、典型的なコンバージェンス型商品であることを述べた(図表1)。

このビジネスコンビニでは、他の商品との機能面でのコンバージェンスが、さらに進展しつつある(図表2)。

(中略)

以上のとおり、ビジネスコンビニは、@都市部で商品機能のコンバージェンスA都市部と郊外とで地域間のコンバージェンス、B退職者と若年者とで顧客層のコンバージェンス、という3つの段階を経て、コンバージェンス産業化していくものと考えられる。

これらのコンバージェンスの背景には、高度成長期から低成長期という経済成熟に伴い、会社などの「組織」を中心とした画一のライフスタイルから、「個人」を中心とした多様なライフスタイルへの価値観の変化がある。

たとえ、現時点で大企業に属していたとしても、ナノコーポのような「雇われない生き方」を選択したいと潜在的に思っている人は増えている。

だが、依然サラリーマンが多数派の日本の社会では、ナノコーポのための活動環境は発展途上であり、そのなかで活動していくには、それなりの労力・手間が必要である。

だからこそ、今後は、この労力・手間を軽減してくれるナノコーポ支援産業が求められていく。

(本文より抜粋)

 

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