コンバージェンス型産業とは何か
 
  2004年1月号 第1回
村田裕之
 
コンバージェンス(Convergence)とは、
機能統合や機能集中という意味で使われるが、本来、元々異なる人々や物事の状態が徐々に同じになる、あるいは
非常に似てくることをいう。

このコンバージェンスの例としては、
「ネット機能付デジタルカメラ」と
「デジタルカメラ付携帯電話」がある。

デジカメにネット機能が付いたものが、
デジカメの普及期に、
富士写真フィルムから製品化された。

デジカメで撮影した写真を、その場で、
すぐネットで送信できるというものだった。
ただし、これはあまり売れなかった。

一方その後、Jフォン(今のボーダーフォン)が、携帯電話に最初にデジカメを付加した。 これが爆発的な人気を呼び、
全ての携帯電話キャリアが真似をした
結果、あっという間に普及した。

このようにデジカメと携帯電話という、
元々異なる製品どうしが、
互いの機能を付加しあい、
製品としての淘汰の過程を経て、
気がつけば同じような製品に向かっている。

(中略)

したがって、逆にさまざまな分野で見られる
コンバージェンス型産業の動向を整理することで、
近未来の顧客ニーズの深化の方向や商品機能の
革新すべき方向を見出すことができるはずである。

以上の考え方にもとづき、本連載では、
既存のレジャー産業も含む主要産業における
「コンバージェンス型産業」の事例を追いながら、
次世代の商品・サービスのあり方を探っていく。

(本文より抜粋)

 

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