シニア住宅と大学との「ウイン・ウイン」の関係
 
  2003年8月号 第14回
村田裕之
 
「学住接近」が進むアメリカのシニア住宅
 

「私たち夫婦はゴルフもテニスもしないので、
従来型のリタイアメント・コミュニティには
全く行く気がしなかったのです」と言う
ジョン・スミス(六十五歳)が住んでいるのは、
マサチューセッツ州ボストン市の隣の
ニュートン市にあるラッセル・ビレッジという
シニア向け住宅。

この住宅は何と大学キャンパス内にある。

二〇〇〇年五月にオープンし、現在の入居者は二百十人で既に満杯だ。

アメリカでは退職者向けに
リタイアメント・コミュニティという居住形態が
発達しており、二千を超える数が
建設されている。

有名なのはデルウェブ社によるサンシティ。
広いゴルフ場やテニスコートなど充実したレジャー施設が売りだった。

しかし、元研究者のスミスさんのような高学歴な人達に、
レジャー施設主体の従来型に背を向ける人が最近増えている。

 

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