スマートシニアが創る「新リタイアメント市場」
 
  2002年9月号 第3回
村田裕之
 
リタイア後に住むのに適した50の場所

昨年発売されるやたちまちベストセラーとなった
ウォーレン・ブランドの「リタイア・イン・スタイル」には アメリカ国内でリタイア後に住むのに
適した50の場所が挙げられている。

この中で最も点数の高い場所は
コロラド州ボルダーであった。
第2位にはオレゴン州ポートランド、
以下ノースカロライナ州アッシュビル、
テキサス州オースチンと続く。

興味深いのは、従来リタイアメント後に住む場所の典型として挙げられてきた
フロリダ、アリゾナ、南カリフォルニア以外の地域が数多く選ばれていることである。

著者のブランドが50の場所を選定する際に次の12の評価基準を定めた。

@ 景観
A 気候
B 生活の質(ここでは騒音や大気汚染が少ないことと定義している)
C 生活コスト
D 交通の便
E 買い物の便
F ヘルスケア
G 地域サービス
H 文化や学習活動
I レクリエーション活動
J 仕事やボランティア活動
K 犯罪率と公共の安全

これによると、ボルダーは
「文化や学習活動」や「仕事やボランティア活動」で満点(5点)を獲得しているのに対して、
フロリダなどの都市ではあまり点数が高くないことに気がつく。

実はボルダーだけでなく、リタイア後に適する場所の上位にランクしている都市では
大抵「文化や学習活動」や「仕事やボランティア活動」の評価が高い。
たとえば、第2位のポートランドではそれぞれ5点、4点、第4位のオースチンでは両方とも5点満点となっている。
ちなみに、オースチンは、テキサス大学オースチン校という有力大学を中心に、
ハイテクベンチャー企業のインキュベーションの盛んな所だ。

 

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