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連載第2回で述べたように、ジェロントロジー分野で一見、周回遅れのランナー日本は、実は、高齢社会のフロントランナーなのである。この構造を逆手にとって、米国で過去研究されてきた分野にとらわれず、米国の研究者すら気がついていない日本独自の実用的な知見を彼らに先駆けて蓄積し、彼らに発信することが重要である。そのためには、日本のジェロントロジーに次の「三つの変革」が必要であると述べた。
@ジェロントロジーは「老人」のための学問ではなく、「すべての世代」のための学問にすること
Aジェロントロジーは「学者のための学問」ではなく、「社会のための学問」にすること
B世界最速の高齢国家・日本だからこそ得られる実用的な知見をジェロントロジーに反映し、生きた実学としてのジェロントロジーを世界に発信すること
(中略)
本連載を通じて保険業とジェロントロジーには多くの接点があることはお分かりいただけたと思う。しかし、その接点をどうすれば自社のビジネスに活用できるかについて単一の答えはない。
答えを見つけ出す最良の方法は、保険業自らが本連載で一貫して主張している「三つの変革」の担い手になることだ。今後多くの担い手が出現することを期待して本連載を終わりたい。
(本文より抜粋)
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