『保険毎日新聞』  
         保険業とジェロントロジーとの接点
             

 

バイオジェロントロジーの動向 寿命150年時代には保険業に新たな役割が

 
 

2007年5月25日号 保険毎日新聞 連載第9回

プロフェッショナル・アイ「保険業とジェロントロジーとの接点」
 
 

近年、ジェロントロジーの分野で最も注目されているのが、バイオジェロントロジーの分野である。これは生物学的に老化のプロセスを研究する学問分野である。これを研究する科学者はバイオジェロントロジストと呼ばれている。一方、バイオメディカル・ジェロントロジストは、人間や動物の老化の制御・防止あるいは逆転を研究する科学者をいう。バイオジェロントロジストは、これとは異なり、老化のメカニズムの学問的な研究にとどまらず、老化への介入や調節のための合理的で実用的な方法の開発も行う。

(中略)

こうした遺伝子工学の発展に並行して、近年注目を集めているのは「トランス・ヒューマニズム」と呼ばれる考え方だ。これは「老化現象は病気の一種に過ぎず、その治療や予防は技術革新により可能で、人類は150歳あるいはそれ以上の命をもつことができる」というもの。こうした考え方をもつ人たちを「トランス・ヒューマニスト」と呼ぶが、その多くはバイオジェロントロジストでもある。これらの研究者によると、今後20年間でこの分野の研究開発が本格的になり、実用化に向かうという。ということは、団塊世代が80歳になる2030年ごろには、寿命150年時代を迎えている可能性がある。

(中略)

つまり、寿命が延びると、その分だけ「お金」と「やりがい」が必要になる。これをどうサポートするかが求められる。ということは、ここに新たなビジネスチャンスがあるとも言える。

(本文より抜粋)


 

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