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米国におけるジェロントロジーの最大の貢献は、教育だと言われる。そこで今回は教育分野の興味深い事例を紹介する。
それは、「ポジティブリー・エイジング」という名称の「中学生」に対するジェロントロジー教育カリキュラムである。
(中略)
核家族が一般的な米国では、子どもが日常生活において高齢者と接する機会が少ない。このため、子どもは早い段階から高齢者に対し、年齢差別的な偏見や迷信、お決まりの見方をしたり、老人恐怖症になったりする傾向が強い。同カリキュラムは、こうした問題を解決するために考えられた。
(中略)
大学の研究者と中学校の先生とが共同で教育カリキュラムをつくるということ自体、日本ではほとんど見られない。まして、作成している教育カリキュラムが中学生向けのジェロントロジー教育である点は、日本よりもはるかに進んでいるといえる。
しかし、このようなジェロントロジー的な研究を教育に応用している事例は、実は日本にも存在する。たとえば、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授は、学習することで高齢者でも脳が活性化することを画像イメージで評価し、さらに活性化させるための学習プログラムの開発に応用している。この研究成果をさらに応用したのが、世界的に大ヒットした、いわゆる「脳トレ」であることは周知のとおりである。
(本文より抜粋)
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