あいさつでわかる心理的距離
 
  2006年9月号 第33回
村田裕之

日本人と異なり、西洋人は相手とのあいさつの際にいろいろな動作をともなう。最も基本的な動作は「握手」だ。初対面のときも、まず握手が先で、名刺交換はその後になる。以降、会うたびに必ず握手をする。
このあいさつ動作は相手との新密度により変わっていく。より親しくなると、握手ではなく抱擁(hug)、抱きしめあうようになる。これは男女間に差がない。駅や空港での再会や別れの際に頻繁に見られる。

(中略)

相手との心理的距離がわかると、その後の交渉や会話の組み立てがやりやすくなる。だから、アメリカ人とビジネスを行なう際は、この点に注意を払うとよい。
そして、欧米人との初対面の際は、日本式の名刺交換をいったん忘れて、積極的に握手して、堂々と自分の名前を語ったほうが、ずっと親近感をもたれる。彼らはあなたが、どんな肩書きをもっているかより、「どんな人間なのか」でつきあい方を決めるからだ。

(本文より抜粋)

 

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