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近年、有料老人ホームの建設が増えている。
高額な入居一時金にも関わらず、
人気のある所では
建設前から入居申込が相次いでいる。
以前は、病院のような施設が多かったが、
最近は施設のつくりもモダンになり、
食事やサービスの質も向上したことが
人気の理由だ。
その一方で、子供の世話にはなりたくないが、
施設で暮らすのも嫌だという人も依然多い。
ある調査によれば高齢者の7割が該当する。
実は、この傾向はシニア向け住宅産業が発達しているアメリカでも同じだ。
しかし、年老いた住民が、どうやって日々の生活をおくり、
いざという時に備えられるかが問題だ。
このような高齢者の潜在需要をすくい取って、
その地域で必要なサービスを提供し、注目を浴びているのが、
「ビーコン・ヒル・ビレッジ(Beacon Hill Village: BHV)」という組織だ。
ビーコン・ヒルは、マサチューセッツ州ボストンの市街地にある。
ヨーロッパ風の美しい街並みが有名で、
日本の大手旅行代理店の熟年旅行の見学コースにもなっている。
日本では都心部を中心に、高層マンションが建設され、
老後の生活を見据えた多くの中高年者が移り住んでいる。
しかし、このような高層マンションの林立は、古くからある街並を損ねるため、
周辺住民とのトラブルも少なくない。
歴史的価値のある美しい都市景観を損ねることなく、
高齢化する住民がいきいきと生活できるための仕組みは、
今後日本でも間違いなく求められていくだろう。
(本文より抜粋)
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