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食品の安全性に対する不信感が
かつてないほど高まっている。
昨年起きた雪印の集団食中毒事件、
偽装牛肉事件の影響、
あるいは遺伝子組み換え食品の出現で、
自分が食べようとする食品が
どのように生産、加工されているのかを
明確に知りたがる消費者が増えた。
また、ファースト・フードに代表される
高カロリーで人工添加物を多用した
食物ではない、 伝統的な食材、
質のよい食品に対するニーズが
一段と高まっている。
スロー・フード運動は、この一環だ。
このような背景のもと、オーガニック食品がここ数年注目されている。
日本でも数年前にオーガニック商品だけを売るオーガニック・スーパーが登場した。
しかし、チェーン化された大規模なものはなく、品揃えも今一つで力不足だ。
一方、オーガニック先進国アメリカでは、
多店舗展開・チェーン化・大型化が進み、大手スーパー並みになっている。
その代表がテキサス州オースチンに本部を置く世界最大の
オーガニック・スーパー「ホール・フーズ・マーケット(WFM)」だ。
WFMは、全米に143の店舗を持ち、2002年度の売上は
27億ドル(約3千3百75億円)。
98年度が13.8億ドルなので、4年間で売上が倍増した高成長企業だ。
「見た目が悪く、高い」から「多少高いが、見た目も美しく、安全でおいしい」へと
付加価値を高めたオーガニック・スーパー。
少量でも体によく、美味しいものが求められる成熟社会の成長産業だ。
(本文より抜粋)
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